テイラーアップデート vol.02 / セリート編

テイラーアップデート vol.02 / セリート編

 

いつもテイラーウィズリスペクトをご愛顧いただきありがとうございます。

ソウウェルの谷口です。

 

今回は久々のアップデート企画です。

この度、大切な付属品である眼鏡拭きを刷新しましたので、その特徴を記しておこうと思います。

 

いきなり脱線しますが、皆様いつも眼鏡拭きのことを何と呼んでいますか?

そのまま眼鏡拭き?クロス?セリート?

どれも眼鏡業界であれば通じる呼び名かと思いますが、『セリート』と呼んでいる方が多いのではないでしょうか。

このセリートという言葉、発祥はモノづくりのまち静岡県浜松市の栄商会という繊維メーカーの商品名として普及し、今や全オプティシャンの共通認識となりました。

実はこちらの栄商会様で、テイラーウィズリスペクトのケースを作ってもらっているのですが、この度ご縁がありオリジナルセリートも製作する運びとなりました。

 

折角の仕立て通信、眼鏡拭きの変遷についてお話を・・・

 

かつて、眼鏡レンズの主流がガラスだった時代──
眼鏡拭きには「綿別珍(めんべっちん)」と呼ばれる、厚手でやわらかな起毛織物が広く使われており、綿素材特有の吸水性・吸油性で人気を博しておりました。

その中でも、静岡県浜松市の繊維メーカー「栄商会」が販売を始めた「セリート」という商品名の眼鏡拭きは、その品質と実用性から大ヒット商品となります。

「セリート」はやがて商品名を超えて、眼鏡拭き全体の通称として業界内に浸透し、全国に広まりました。

時代は変わり、眼鏡レンズの主流は軽量で割れにくいプラスチック製へと移行します。

ただプラスチックレンズは傷がつきやすく、様々なコーティングや機能などデリケートな加工が施されるようになったため、より繊細で摩擦の少ない素材が求められるようになりました。

こうして登場したのが、超極細繊維からなる「マイクロファイバー」のセリートです。

マイクロファイバーはホコリや皮脂を静電気や微細な繊維でしっかりと絡め取り、軽い力で拭き取れるため、プラスチックレンズとの相性が非常に良く、現代の主流となりました。

こうして「セリート」という一つの商品名は、いつしか“眼鏡拭き”そのものを指す言葉として、眼鏡業界に根づいていったのです。

 


では、そんなこんなで一体何が変わったのか。

従来の物と比べて分かりやすい変更点は2つあります。

 

① 質感

スムースな手触りとなり、きめ細かい生地になりました。

従来の生地はガサガサしていて引っ掛かる感じがありましたが、そんなこととは無縁の絶妙なしっとり感が癖になります。

② カラー

白からベージュになりました。

明るすぎず暗すぎないベージュは、汚れも目立ちにくく、日常にすっと馴染みます。

現在メインで採用しているブラウンのツイードケースとの親和性も高いカラーです。

 


こちらの新しいセリートですが、実はすでに順次移行を進めております。

お手元に届いて「いつの間に変わったの?」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、今後しばらくはこちらの仕様でお届けしてまいります。

テイラーウィズリスペクトは、フレームはもちろん、付属品に至るまで細部にこだわり、常にアップデートを重ねるブランドです。

見えないところにも手を抜かず、これからも一つひとつ進化させて参ります。

今後とも、変わらぬご愛顧とご期待を心よりお願い申し上げます。

 

 

株式会社ソウウェル

TAYLOR WITH RESPECT

谷口

 

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